9.6 文字を見ながら声に出して覚えると暗記効率が6~18%アップ
更新日 2021年5月23日
見るだけでなく、声に出して覚える
英単語や漢字を覚えるときに、見て覚えるだけでなく、同時に声にも出して覚えることで、暗記の効率は上がります。
「よく言われることなので聞き飽きたよ」と思うかもしれませんが、声に出すだけで覚えやすくなるのですから、地味に大事なことです。
実験:形と音で覚えると、暗記力がアップ
中国でこんな実験がされたことがあります。
8~12歳の子供を3つのグループに分けて、3つの方法で初めて見る漢字を覚えて、正しく書けるかをテストする。
①形だけを思い出しながら覚える
②音だけを思い出しながら覚える
③形/音の両方を思い出しながら覚える
(ちなみに、詳細は割愛しますが、状況設定が相当に工夫された実験です)
結果は「音だけ」が70%、「形だけ」が82%、「形/音の両方」を思い出しながら覚えた人が88%でした。
ここから、英単語や漢字を覚えるときには、「音」と「形」の両方を意識しながら覚えるのがいいと言えます。
つまり字を見たり書いたりしながら、同時に音を聞いたり声に出す、という覚え方がオススメです。
よく言われることですが、実際どのくらいの差が出るかを見たのは初めてではないでしょうか?
6~18%の差は小さく感じるかもしれませんが、もし2000語の英単語を覚えたら120~360語の差になってきます。
これが合否を分ける可能性も充分にあります。
ただ少し気を付けた方がいいのは、元々書き取りが苦手だった子供は、音/形よりも、形だけを思い出しながら覚えた方が正答率が高かったです。
つまりある程度上達するまでは、形だけに集中して覚えた方がいいのかもしれません。
迷ったら両方やってみて覚えられると思った方を採用すればいいと思います。
東大合格者の66%が声に出すを意識している
東大合格者へのアンケートでは、66%が「見る/聞くだけでなく、書く/声に出す」を意識していました。
私の高校の同級生で一番できると言われていた友人は、電車の中で世界史の教科書を大声で音読していました。
さすがにそれは少し迷惑かもしれませんが、自宅などで音読してみてはいかがでしょうか。
本コラムのまとめ
- 中国での実験では形と音の両方を意識しながら覚えると、暗記力がアップした。
- 東大合格者の66%が声に出して覚えるを意識している。